ニュースリリース

ホーム > ニュースリリース
2014年7月30日経産省よりの委託事業で、医療機器としてのノロウイルス検出器の開発を目指す

経済産業省 平成26年度医工連携事業化推進事業
肛門拭取り検体採取による「ノロウイルスの高感度迅速検出機器」の開発・事業化

細菌やウイルスの検出技術を開発している株式会社プロテックスは、ノロウイルスを数分で超高感度に検出する機器「Notch-01」を開発し実用化を目指しています。

試作検出器-01-S

昨年、浜松市で発生した給食のパンにノロウイルスが付着したことで1133人の集団感染被害が発生し、15小学校と2幼稚園が閉鎖の事態となり、保健所の検査によって、パン工場にある女子トイレのドアノブからノロウイルスが検出されました。ドアノブに微量のウイルスが付着していたことによって、これだけの感染被害へと拡大化させてしまうのがノロウイルスです。
ノロウイルスは、食材、調理者の衣服、ドアノブ、カーテン、階段手すり、電車のつり革、トイレの便器など身近なところに付着している可能性があります。

今まで、微量のノロウイルスを短時間で簡単に検出することはできませんでしたが、株式会社プロテックスの開発した検出器によって、微量のノロウイルスを簡単に確認できるようになります。

その検出器を使用して付着ノロウイルスの存在を確認することで、ノロウイルスに対する適切な対処ができ、集団感染を事前に防ぐことが可能になると考えられます。

株式会社プロテックスは、「一般用環境測定器」と「医療用検出器」の製品化を進めており、平成26年度に経産省より委託された医工連携事業によって、今シーズンは医療機関にて「医療機器」としての臨床評価を実施するとともに、東京ビッグサイトにて行われます展示会「ホスペックスジャパン2014」にて、モニタリング調査にご協力いただける医療施設及び介護施設を募集いたします。
http://www.jma.or.jp/hospex/ja/top/iryou.html